無免許運転逮捕の関西独立リーグ代表が辞任へ「あってはならないこと」

スポーツ報知
無免許運転の疑いで逮捕され、会見を行った高下沢代表

 無免許で車を運転し、道交法違反の疑いで逮捕された野球の関西独立リーグ、兵庫ブルーサンダーズと和歌山ファイティングバーズ球団代表の高下沢(こうげ・たく)氏(34)が6日、兵庫・三田市内で会見を行い、球団代表を辞任する意向を示した。

 高下球団代表は「あってはならないことをした。関係者の皆様や選手らに大変なご迷惑をかけ申し訳ない」と謝罪。球団代表と、チームを運営するNPO法人「三田・だ・エスペランサ」の理事長を辞任する意向を示した。近日中に理事会を開き承認される見込み。なお、4日付で関西独立リーグ理事も解任された。

 高下氏は東京で仕事をした帰りの2日午後4時ごろ、静岡県富士市の新東名高速道路下り線の追い越し車線で、乗用車を無免許運転した疑い。パトカーが追い越し車線を走行し続ける高下容疑者の車を見つけ停止させたところ、無免許が発覚したという。

 高下氏によると、2017年11月に交通違反の累積により免許取り消し処分を受けたが、当日は運転していた球団関係者が体調不良を訴えたため、自ら運転を代わったという。「仕事もあって、結婚記念日ということもあり早く帰りたかったのもある。チームの運営も含め、いろいろなものの判断基準がおかしくなっていた。反省しています」と涙を流した。チームの経営状態が赤字だったこともあり、遠方への仕事は車を使うことが多かったという。

 同リーグは3月31日に予定どおりの開幕することを確認しているが、高下氏は「開幕まであまり時間がないので、できるだけご迷惑をおかけしないよう関係者に説明したい」と話した。午後からは和歌山でも同様に会見を行う。

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