【侍ジャパン】野球のパリ五輪落選に稲葉監督「非常に残念」

　侍ジャパンの稲葉篤紀監督（４６）は２２日、野球・ソフトボールが２０２４年パリ五輪の追加種目候補から落選したことを受け、「オリンピックの野球競技継続に向けて、関係者一丸となって尽力していましたが、競技種目として選ばれなかったことは非常に残念です」などとコメントした。

　この日は中日とサムスン（韓国）の練習試合を視察予定だったが、雨天中止。パリ五輪組織委員会が国際オリンピック委員会（ＩＯＣ）に提案する追加種目候補から野球が落選したことに無念さをにじませつつ、「しかしながら、東京五輪での金メダル獲得という目標に変わりはありません。この目標を達成すべく、残り約１年半を全力疾走したいと思います」と続けた。

　野球・ソフトボールは２０２０年東京五輪で、０８年北京五輪以来３大会ぶりに復活。北京五輪に選手として出場した稲葉監督は、東京五輪での金メダル奪取と同時に、野球の普及への熱い思いを常々口にしてきた。１７年夏の監督就任時には「北京五輪で（選手として）メダルを取れず、その後、野球が（五輪から）なくなった。復活したこのタイミングでもう一度、監督という重要な立場でリベンジしたい」と並々ならぬ決意を示していた。