【北埼玉】上尾南の“飛雄馬”白川、9回2失点二塁打も惜敗「打っても、投げても良い選手になりたい」

スポーツ報知
9回を7安打2失点と完投した白川飛雄馬投手

 ◆第100回全国高校野球選手権記念北埼玉大会 ▽1回戦 熊谷2―1上尾南(8日・熊谷公園)

 “飛雄馬”の夏が、あっけなく終わった。上尾南のエース右腕・白川飛雄馬(3年)は9回7安打2失点で完投。3番を打つ打撃でも、1点を追う8回に右越え二塁打を放つ活躍を見せたが、あと一歩及ばず。それでも「自分のピッチングはできた。悔いはない」とすがすがしかった。

 父・誠司さん(54)は大の巨人好き。男の子が生まれたら、往年の人気野球漫画「巨人の星」の主人公にちなんで、絶対に「飛雄馬」と名付けると決めていた。2歳から毎週日曜、父に連れられ、東京Dに巨人戦を観に行った。物心ついた頃には、野球がそばにあった。

 今後は大学に進学し、野球を続けることを希望している。「3番・エース」と二刀流で、投打の格を担ってきた。あこがれの選手はエンゼルス・大谷だ。「打っても、投げても良い選手になりたい」と上尾南の星は前を見た。

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