【青森】昨夏甲子園3発! 青森山田の4番・中沢樹希也が3打点「マックスで行けました」

スポーツ報知
先制打を含む2二塁打3打点と活躍した青森山田・中沢

◆第100回全国高校野球選手権記念青森大会▽1回戦 青森山田10―0五戸=5回コールド=(10日・青森市営)

 青森では連覇を目指す青森山田が、4番・左翼の中沢樹希也(3年)の3打数2安打3打点の活躍で五戸に10―0の5回コールド勝ち。わずか1時間2分で2回戦に駒を進めた。

 青森山田の4番・中沢が、最後の夏に一回り成長した姿を見せた。初回1死二、三塁から左翼線に鋭い打球を転がし、先制の2点適時二塁打。5―0で迎えた4回2死二塁でもバックスクリーンまであとわずかというフェンス直撃の中越え適時二塁打で3打点。五戸を10―0と、わずか62分の5回コールドで一蹴し、「最初の試合からマックスで行けました」と笑顔を見せた。

 大舞台を経験し、大人になった。昨夏は2年生ながら甲子園で大暴れ。2008年の横浜・筒香嘉智(現DeNA)に並ぶ1大会個人3本塁打で一気に注目度が増した。だが「子供っぽいというか、引っ張って続かないという感じだった」と好機で打てなかったことを猛省。以後、安打重視で低い打球を放つことを心掛けてきた。

 「やるごとに成長を実感できる」と大好きな筋トレも冬場は週に5回、春以降も週3回こなし、胸囲は昨夏から10センチ増の110センチ。体重も74キロから80キロに。「体も大きくなって去年より打ちやすくなった」と手応えをつかんでいる。

 目指すは2年連続の甲子園切符。「今度は自分がみんなを連れて行きたい」と中沢。チャンスを作り、チャンスを生かす主砲として、チームを再び大舞台へと導く。(遠藤 洋之)

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