【北北海道】旭川大高、140キロ“カルテット”で幻惑継投

2018年7月14日5時56分  スポーツ報知
  • 4投手での共闘を誓った旭川大高の(左から)沼田、青木主将、平沢、楠茂

 第100回記念全国高校野球選手権(8月5日開幕・甲子園)の出場権をかけた北北海道大会は14日、旭川スタルヒン球場で開幕する。13日には同球場で各校の公式練習が行われた。8年ぶりの優勝を狙う旭川大高は16日の初戦で白樺学園と対戦。最速140キロ超えの4投手による継投で勝利を重ね、旭川勢としても6年ぶりの聖地切符をつかむ。

 旭川大高が誇る強力な“カルテット”が、勢いよくマウンドへと駆け上がった。右腕3、左腕1の計4投手の最速はいずれも最速140キロを超える。豊富な投手陣の一角を任されるプロ注目の最速146キロ右腕・沼田翔平(3年)は「任された場面でゼロ(0点)に抑えるのが自分の仕事」と力強く言い切った。

 「ダメなら次。ダメなら次、で行こうと思う」と端場雅治監督(49)。もちろん、好投している場合は、状況次第でロングリリーフはある。だが、4投手を出し惜しみするつもりは一切ない。今春の地区大会から夏の地区大会まで全5試合すべてで継投策を取ってきた。

 豪快な継投策には利点がある。高校野球はトーナメント戦がほとんどで、同じ投手と対戦する機会は少ない。1人の投手でも打ち崩すのは難しいが、幾度も投手が交代すれば、打者にとっては、ますます対応も容易ではない。唯一の左腕・楠茂将太(3年)も「心強い投手がいるので、最初から全力で行ける」と話した。

 先発は、その日の「顔」で決める。端場監督は「朝、選手の顔を見れば分かる。なんとなく、こいつだなって」。登板日もその日まで伝えないことで、どんな局面でも登板できる準備力が備わった。141キロ右腕・平沢永遠(とわ、3年)も「最初は慣れなかったけど、今はいつでも行ける」と、救援だろうが苦にしない。

 北大会25度の優勝を誇る旭川勢だが、2012年夏の旭川工を最後に優勝から遠ざかる。右腕・青木亮樹(よりき)主将(3年)は「今年こそ、甲子園に行きたい」と言った。“幻惑4人衆”が、旭川勢の意地を見せる。(清藤 駿太)

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