【南北海道】函館大有斗・新出主将「吹っ切れた」…15日開幕

スポーツ報知
ノックで汗を流す函館大有斗・新出

 南北海道大会は15日、札幌円山球場で開幕する。前日の14日は同球場で公式練習が行われた。走攻守そろった大型捕手として注目を集める函館大有斗の新出篤史主将(3年)、今夏3戦4発と絶好調の北照・岡崎翔太左翼手(3年)らも決戦を前に最終調整。出場全16チームが、1枚の甲子園切符を懸けた戦いに挑む。

 明暗が分かれている大会屈指の右の強打者が、そろって闘志をむき出した。守備練習を中心に汗を流した函館大有斗・新出主将は「高ぶる。やることはできた」と充実感を漂わせた。

 一足遅い“開幕”を目指す。走攻守そろった捕手として今秋のドラフト候補に名を連ねるが、地区予選2試合ではスタメンで唯一、無安打(7打数)に終わった。「(打ち)急いでいた」と、全体練習後に毎晩1時間ほど振り込み、脱力を意識。「吹っ切れた。勝たせるような一打を、試合で出すだけ」と逆襲に燃えている。

 対照的なのが、北照・岡崎だ。地区予選では1試合3本塁打を含む3戦4発と勢いに乗っており、言葉にも自信が宿る。「電光掲示板を狙って、打ち損じがホームラン。円山では打ったことがないので一発打ちたい。打ってる姿? 想像できます」。5年ぶりの甲子園へ―。“絶口調”の高校通算18発男が、円山でも特大アーチをかける。(宮崎 亮太)

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