【山形】日大山形がサヨナラ勝ちで初戦突破

◆第１００回全国高校野球選手権記念山形大会▽１回戦　日大山形１１―１０鶴岡工（１５日・荘内銀行・日新製薬スタジアムやまがた）

　今春のセンバツに出場した日大山形が、乱戦をサヨナラで制し初戦を突破した。４回までに３点をリードしたが、投手陣が崩れ６回表で逆に４点をリードされた。それでも６回に４点を奪い追いつくと、再び２点をリードされた８回にも２点を取って同点。９回１死二塁から、竹田空良外野手（３年）が二塁内野安打を放つと、飛びついた二塁手がはじく間に二塁走者が一気に生還しサヨナラを決めた。

　荒木準也監督（４６）は「グジャグジャな試合。最後に１点勝ってればいいと開き直れた。ここまで打たれて負けなかったのは、みんなの強い思いがあったから。普通なら負けゲーム。どんな形でも勝ったことが収穫」。サヨナラ打の竹田は「リードされているときも、誰もあきらめていなかった。監督さんとかに初戦は大事と言われていたけど、言っている意味がやっと分かりました」と安どの笑みを見せていた。