【南神奈川】藤嶺藤沢プロ注目左腕・矢沢が14K完封 スカウト6球団来た

スポーツ報知
14奪三振で完封勝利を挙げた藤嶺藤沢・矢沢

◆第100回全国高校野球選手権記念南神奈川大会 ▽2回戦 藤嶺藤沢3―0逗葉(15日・藤沢八部)

 藤嶺藤沢のプロ注目左腕・矢沢宏太(3年)が、逗葉との2回戦で今夏初先発。6球団のスカウトが視察する中、4安打14奪三振完封勝利を挙げた。俊足巧打の野手としても評価される3番打者は、1点リードの6回1死三塁から中前適時打を放ち、投打で存在感を見せつけた。

 「三振は意識していなかった。試合前から0点に抑えようと」。初回先頭から2者連続空振り三振を奪うと、4、5回にかけて4者連続奪三振。7回で14個の三振を積み重ね「流れをつかめるまでは思い切って投げていこうと思っていて(4回に)先制点を取れた後は、打たせて取るピッチングをしようと。その2種類の投球ができた」。酷暑での146球を、冷静に振り返った。

 左眼窩(がんか)底骨折の重傷を乗り越えてマスクをかぶる一井海斗捕手(3年)は「7回ぐらいに相手が『ファーストストライクを振っていけ!』と言っているのが聞こえて、そこは気をつけていました。次の試合は、もっとピッチャーが楽に投げられるようにしたい」とバットでの援護を誓った。

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