【南埼玉】巨人・斎藤投手総合コーチの系譜を受け継ぐ川口市立が4強逃す

スポーツ報知
準決勝進出を逃したものの充実した笑顔をみせる川口市立の選手

◆第100回全国高校野球選手権記念南埼玉大会 ▽準々決勝 聖望学園6―3川口市立(18日・上尾市民)

 4月に市川口など川口市立の3校が統合して開校した川口市立が聖望学園に敗れ、13年以来5年ぶりの準決勝進出を逃した。

 OBでもある巨人・斎藤雅樹1軍投手総合コーチのフォームを参考にしているエース右腕の星山祥輝(3年)は初戦からの3試合を1人で投げきってきた疲れからか、5回までに4点を失い降板。4回戦でドラフト候補の埼玉栄・米倉貫太(3年)を打ち崩して波に乗っている打線は7回、稲生稜也(3年)の2点二塁打、桜田航希(3年)の中前適時打で3点を挙げて1点差に追い上げるが、6回から登板したプロも注目する185センチの大型左腕・中島斗唯(2年)が8回に2点を失って引き離された。

 4月に市川口、川口総合、県陽の3校が統合し新校としてスタートして迎えた最初の夏。市川口OBでNTT東日本を率いて都市対抗4強の経験を持つ長井秀夫監督(59)は「みんな、よくやってくれました」と選手をたたえた。新チームには中島に加え野手のレギュラー3人が残る上に、1年生にも好素材がズラリ。早くも来春のセンバツを見すえている。

野球

×