【富山】石動、不二越工倒し9年ぶり8強!村上&前田バッテリーが3ラン

スポーツ報知
8強進出を決め、応援席にあいさつする石動ナイン

◆第100回全国高校野球選手権記念富山大会▽3回戦 石動11―4不二越工=7回コールド(18日・県営富山)

 ノーシードの石動が、シードの不二越工に7回コールドで大勝し、2009年以来9年ぶりの8強に進出した。

 初回に4点を先制すると、2回から登板した不二越工のエース左腕・清水鴻(ひろ、3年)から、4番・村上貴紀投手(3年)が左翼へ3ラン。「左飛かなと思ったけど、風が吹いていたので、いったかもと思いました。風に感謝です。清水君のインコースへのカットかスライダーだったと思いますが、なんとか打てました」と自身1回戦以来の大会2発目、公式戦3号を笑顔で振り返った。

 3回には女房役の3番・前田直哉捕手(3年)も左翼へ3ランを放った。公式戦1号に「たまたまです」と謙遜。9年ぶりの8強進出には「実感がわかないですね。これから新聞やテレビを見て実感したいです」と話していた。

 中野祐輔監督(30)は、主導権を引き寄せた3ラン2発を「大きすぎますね」と絶賛。守備でもバッテリーとして不二越工の猛反撃からリードを守った村上と前田の打撃について「勝負強さを、こういう大一番で出してくれたのは、指導者として本当にうれしい」と、たたえていた。

 21日の準々決勝では、春夏連続甲子園出場を狙う、エース右腕・沢田龍太(3年)を擁する富山商と対戦。春の県大会3回戦では、1―8の7回コールド負けを喫した。この日、先発で5回7安打3失点に抑えたエース右腕の村上は「自分が投球で2~3点に抑えて、終盤に頑張って沢田君を打ちたい」と、リベンジへ闘志を燃やした。

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