【石川】星稜、14年連続8強 次戦は因縁の小松大谷と対戦

スポーツ報知
2回に左越え2ランを放った星稜の4番・南保

◆第100回全国高校野球選手権記念石川大会▽3回戦 星稜9―0小松市立=7回コールド=(18日・石川県立野球場)

 3回戦4試合が行われ、センバツ8強の星稜は小松市立を9―0の7回コールドで下し、14年連続の8強入り。小松大谷も勝ち上がり21日の準々決勝で、2014、15年に2年連続で大逆転サヨナラ試合となった星稜―小松大谷の因縁の対決が実現することになった。

 星稜が2戦連続コールド勝ちで8強進出を決めた。1回に5点を先制すると、2回に4番・南保良太郎三塁手(3年)の右越え2ランで突き放した。南保は「真っすぐを狙っていたが、緩いカーブにも手を伸ばして、前に振り抜けた」と高校通算21号を振り返った。

 同じセンバツ8強の日本航空石川が15日の初戦で敗れた。林和成監督(42)は、16日朝のミーティングで「一番怖いのは油断と慢心」と改めて話した。小松大谷戦など数々の逆転劇を知る指揮官は「夏の怖さは誰よりも感じてきた。夏は何点差があってもゲームセットまで気を抜けない」と口元を引き締めた。

 航空石川から大金星を挙げた金沢工メンバーには、4人の星稜中出身者がいる。元同期から「絶対に航空を倒す」と連絡を受けていた2番・河井陽紀一塁手(3年)は「みんな自分の場所で頑張っている。負けていられないと刺激を受けた」。同じく星稜中出身の南保も「決勝で金沢工を倒して甲子園に行きたい」と旧友との対戦を切望した。(勝田 成紀)

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