【東兵庫】元プロ選手2世対決は関西学院・水口に軍配 甲南・吉田は涙
スポーツ報知
◆第100回全国高校野球選手権記念東兵庫大会▽3回戦 関西学院2―1甲南(18日・尼崎ベイコム)
父が元プロ選手の2世同士による「Jr.」対決に敗れ、甲南の吉田凌馬内野手(3年)は「勝って注目されたかった」と、悔し涙を流した。元阪神外野手・吉田浩氏(46)の長男。1安打2盗塁の奮闘も及ばず、元近鉄、オリックス内野手の水口栄二氏(49)が父の関西学院・水口登間(とうま)内野手(2年)に屈した。4月から同校で臨時コーチを務めている浩氏は試合後、息子に「(コーチとして)来てしまって申し訳ない。お前が一番つらかったと思う」と、ねぎらいの言葉をかけた。
一方の水口は、1―0の6回無死一、三塁、2点目の左犠飛を放った。父は86年夏に松山商で準優勝し、現在も1大会最多安打記録(19安打)を保持する。「お父さんが経験した甲子園でヒットを打つのが夢でもある」。同校9年ぶりの出場に、また一歩、近づいた。(伊井 亮一)