【石川】金沢学院、現校名初の8強!延長12回、権谷「執念」逆転サヨナラ打

スポーツ報知
延長12回サヨナラ勝ちに喜ぶ金沢学院ナイン(カメラ・竹内 竜也)

◆第100回全国高校野球選手権記念石川大会▽3回戦 金沢学院5―4金沢龍谷=延長12回(19日・石川県立)

 第3シードの金沢学院が、ノーシードの金沢龍谷相手に苦しみながら、延長12回サヨナラ勝ち。2016年からの現校名では初、「金沢学院東」時代を含めると2015年以来、3年ぶりとなる8強に進出した。

 3―3のまま延長に突入し、延長12回に1点を勝ち越されて迎えた裏の攻撃。2死満塁で1番・権谷陸希(ごんたに・たかき)左翼手(3年)が、中前へ逆転サヨナラの2点打を放った。

 この日3安打の殊勲のリードオフマンは「低めのスライダーをなんとか拾いました。打つしかない、と。執念です。打った瞬間は『(二遊間を)抜けろ!』と思って、抜けた瞬間は『(走者に)走れ!』と思いました」と、興奮気味に振り返った。

 12回の守備で打球を追った際、フェンスに左膝を強打。右足もつってしまい、サヨナラの打席では満身創痍(そうい)だったが「痛かったけど、痛いなんて言っていられない」と根性を見せた。

 目標の初の甲子園へ、まずは8強進出。しかし権谷は「航空も負けているので」と、センバツ8強の第2シード、日本航空石川が初戦敗退を喫したことを引き合いに気を引き締めつつ、「一戦必勝でやっていく。こういう勝ち方をして、チームにも勢いが出ると思う」と闘志を燃やしていた。

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