【福島】聖光学院・衛藤、骨折から復活12K完投…昨夏決勝の相手を返り討ち

スポーツ報知
6安打12奪三振1失点で完投した聖光学院・衛藤

◆第100回全国高校野球選手権記念福島大会▽準々決勝 聖光学院7―1いわき光洋(19日・いわきグリーン)

 準々決勝4試合が行われ、12連覇を目指す聖光学院は、いわき光洋を7―1で下した。昨夏の決勝カード。5―4と競り勝った相手を“返り討ち”だ。最後の打者を三振で奪った衛藤慎也投手(3年)は、グラブをたたいてほえた。「気持ちの上でもブレなかったし、テンポ良く投げられた」。6安打12奪三振1失点で、昨秋の東北大会決勝以来となる公式戦完投を果たした。

 3月のセンバツ甲子園1回戦・東筑戦で3回1/3を投げた右腕エースは、大会後、痛みのあった右肘の手術を受けた。「今は、(ケガの影響が)全くない」というエースは、6月の東北大会で公式戦に復帰。2試合8回1/3を無失点で秋春連覇に貢献した。リハビリ中にはスクワットなどで下半身を鍛えたが、その成果は東北大会後の練習試合で最速141キロから2キロ球速を上げたことで証明した。「まだまだ先は長い。一戦一戦を戦っていきたい」と衛藤は気を引き締めた。(海老田 悦秀)

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