【秋田】4番・打川、18歳バースデーV打!金足農が2年連続4強

スポーツ報知
誕生日に3打数2安打3打点と活躍した金足農・打川

◆第100回全国高校野球選手権記念秋田大会 ▽準々決勝 金足農7-0秋田商=7回コールド=(20日・こまち)

 秋田準々決勝は、金足農が秋田商に7―0で7回コールド勝ち。18歳の誕生日だった4番・打川和輝三塁手(3年)が、3打数2安打3打点と自らバットで“祝砲”を挙げた。

 祝福の声に勇気がわいた。1回1死一、二塁。金足農の主砲・打川が打席に立つと、一塁スタンドから「ハッピーバースデー」が聞こえてきた。18歳の誕生日に迎えた初打席。「力になった」と3球目を左翼に引っ張り先制適時打。塁上で力強くガッツポーズを見せた。3回1死三塁にはスクイズを成功させるなど、3打数2安打3打点。秋田商を7―0のコールドで下し、「いい勝ち方ができた」と笑みを浮かべた。

 第1シードとして迎えた今大会。相手のマークは厳しく、「緊張もあって自分のスイングができなかった」と2、3回戦は7打数1安打1打点とふるわず。この日の試合前の円陣で最速150キロ右腕の吉田輝星(こうせい、3年)が「打川のために絶対勝つぞ!」と叫び、気合が入った。

吉田7回0封 先発の吉田は6安打を許したが、無失点で切り抜け、打撃では打川の前の「3番」で2打数2安打2打点。「チャンスを作ろうと思ったら、それ以上に打ってしまった」と苦笑いした。

 投打の軸がかみ合い、2年連続の4強入り。11年ぶりの甲子園まであと2勝に迫った。「甲子園で勝つことが目標で県の優勝は通過点」と打川。誕生日に得た自信を力に、頂点まで駆け上がる。(遠藤 洋之)

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