【青森】エース長久保、終盤3回0封…弘前学院聖愛、5年ぶり決勝

スポーツ報知
3回を投げて1安打無失点の弘前学院聖愛・長久保

◆第100回全国高校野球選手権記念青森大会 ▽準決勝 弘前学院聖愛2-1弘前工(20日・はるか夢)

 青森準決勝で八戸学院光星が、昨夏代表の青森山田を15―7の7回コールドで撃破。2番・武岡龍世遊撃手(2年)の2打席連続を含む、4本の3点本塁打などで大勝した。22日の決勝で、この日弘前工に2―1で競り勝った弘前学院聖愛と対戦する。

 エース左腕の熱投で弘前学院聖愛が、甲子園に初出場した2013年以来の決勝に駒を進めた。18日の準々決勝・弘前東戦で延長12回、188球を投げ抜いた背番号1・長久保滉成(3年)は、弘前工戦も1―1の7回から2番手で登板。試合前日19日の練習はストレッチを多めにしたこともあり、「疲労は感じなかった」と調整に成功。3イニングを1安打3奪三振無失点を抑え、7回に敵失から決勝点を奪い、2―1で競り勝った。

 130キロ台前半の直球と変化球を駆使する技巧派左腕。右手を高々と上げる独特の投球フォームを「自分は小さい(身長165センチ)ので大きくみせようとしています」と説明した。決勝で当たる八戸学院光星は強力打線だが、「(球を)低めに集めて、持ち味の打たせて取る投球をみせたい」と意欲十分。5年ぶりの聖地へ、巧みな投球術で光星打線を翻弄(ほんろう)する。(有)

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