【青森】八戸学院光星14安打15点!4本の3ラン!4戦連続コールドで青森山田撃破

スポーツ報知
3回1死一、二塁でこの日2本目の3点本塁打を放つ八戸学院光星・武岡

◆第100回全国高校野球選手権記念青森大会 ▽準決勝 八戸学院光星15-7青森山田=7回コールド=(20日・はるか夢)

 青森準決勝で八戸学院光星が、昨夏代表の青森山田を15―7の7回コールドで撃破。2番・武岡龍世遊撃手(2年)の2打席連続を含む、4本の3点本塁打などで大勝した。22日の決勝で、この日弘前工に2―1で競り勝った弘前学院聖愛と対戦する。

 八戸学院光星が、強打でライバルを圧倒した。14安打15得点で青森山田に7回コールド勝ち。4本の3ランが飛び出す効果的な攻撃を見せつけた。

 1―1の1回1死一、二塁で5番・但井(たい)智哉一塁手(3年)が左越えに、武岡が2回無死二、三塁と3回1死一、二塁と2打席連続で右越えに、とどめは3番・中堅の長南佳洋主将(3年)が12―7の6回1死一、二塁から右越えに、それぞれたたき込んだ。仲井宗基監督(52)も「(本塁打は)たまたま。でも、いいところで出て非常に大きかった」と評した。

 人生で初の1試合2発に、武岡は「風と気合で持っていきました」と胸を張った。1年春から試合に絡んできたが、昨夏はベンチ外。バントなど課題の小技を鍛えながら、持ち味の打撃も磨いてきた。今大会は全4試合で打点を記録。八戸学院大の兄・大聖(20)も今春リーグ戦は2番・指名打者に入っており、兄弟で攻撃的2番打者を務めている。

 「点を取られるのは覚悟の上。1点ずつ積み重ねようと話していた」と振り返った長南は、この日の高校通算25号が今大会3本目となった。チームは初戦の2回戦から準決勝まで、4戦すべてコールド勝ち。1試合平均10得点と強打が目立っているが、「いかに隙を作らずにやっていくかが大事」(長南)と油断はない。

 22日の決勝の相手は弘前学院聖愛。武岡は「甲子園に行く、それしかない」と力強く宣言。2年ぶり9度目の出場へ、強力打線が聖地に続く扉を打ち破る。(有吉 広紀)

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