【静岡】春夏連続へ静岡8強…黒岩主将が好守に活躍、常葉大橘を下す

スポーツ報知
7回1死二、三塁、小林の右犠飛で生還した三塁走者・黒岩

◆第100回全国高校野球選手権記念静岡大会▽3回戦 静岡5―3常葉大橘(21日・草薙)

 3回戦16試合が行われ、センバツ出場の静岡は常葉大橘に5―3で勝った。22日は4回戦が行われ、8強が決まる。

 チームリーダーが存在感を見せつけた。静高の黒岩陽介主将(3年)が、攻守にけん引。同点打を含む3安打2打点に2得点と打でも活躍すれば、守っても、好リードだ。栗林俊輔監督(45)が「きょうは黒岩で勝ったようなもの」と、絶賛する働きぶりだった。

 初回3失点と苦しむエース・鈴木翔也(3年)を2回以降は、よみがえらせた。「変化球を狙われたので直球主体に変えた」。何度もマウンドに足を運んでハッパをかけた。この日自身の一番のプレーを尋ねられた主将は9回の守備を上げた。無死一塁から捕前バントを俊敏な動きで一塁アウト。ピンチを未然に防いだ。

 ノーシードとはいえ、昨秋の東海8強に進出した常葉大橘を一蹴。序盤の最大のヤマをクリアした。「また明日も、チームの勝利に貢献したい」。頼れる主将が、チームを春夏連続甲子園へと導く。(塩沢 武士)

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