【香川】丸亀城西、リリーフ専任背番「1」大前で13年ぶり5度目の甲子園

スポーツ報知
マウンド上に集まり、喜びを爆発させる丸亀城西ナイン(カメラ・馬場 秀則)

◆第100回全国高校野球選手権記念香川大会 ▽決勝 丸亀城西9―4高松(22日・レクザム)

 香川では、丸亀城西が高松に逆転勝ちし、13年ぶり5度目の優勝。第1回大会に出場した高松は、春夏通じて最長ブランクとなる84年ぶりの甲子園を逃した。

 リリーフ専任エースの力投が丸亀城西を13年ぶりの甲子園に導いた。

 4回無死一塁で背番号11の真鍋祐樹を救援した背番号1の大前輝明は「ピンチで回ってくるのは分かっていた。アドレナリンが出ていました」と気迫を前面に出した。登板直後に適時二塁打を打たれたが、6回を1失点(自責0)。「自分が抑えなければいけないと思いました。自分の投球ができました」。試合の流れを変え、打線が2点を追う6回に3点を奪って逆転した。

 全5試合を真鍋→大前の継投で勝ち抜いた。大前は24回1/3で2失点と圧倒的な投球。河本浩二監督(51)は「練習試合から毎試合、2人の継投をしてきました。大前は流れを変える。全幅の信頼を置いてます」と絶賛した。

 同校OBの河本監督は1984年のセンバツにエースとして出場(当時丸亀商)したが、初戦敗退。「甲子園は聖地。雰囲気が違う」。気を緩めず、ベスト4だった80年センバツ以来、夏は初めてとなる甲子園での勝利を目指す。(牟禮 聡志)

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