【静岡】浜松城北工、創部64年目初のベスト8…則竹ロングリリーフで流れ呼んだ

スポーツ報知
ロングリリーフで勝利に貢献した浜松城北工・則竹

◆第100回全国高校野球選手権記念静岡大会▽4回戦浜松城北工4―3吉原(22日・愛鷹)

 浜松城北工が同じノーシードの修学舎に続いた。第5シードの吉原に逆転勝ちで1955年創部以来、夏初8強だ。2打点の加藤徹哉主将(3年)は「どんな相手でも接戦に持ち込む、粘り強い野球ができた」と胸を張った。

 2点先行された3回途中からロングリリーフした則竹雅斗(3年)が、流れを引き寄せた。170センチ、85キロの右腕は先発した21日の焼津水産に続く連投。「変化球を織り交ぜて、シード相手にいい投球ができた」と喜色満面。疲労回復は母・里香さん(48)が用意した漢方薬。スタミナ源は6~7個のおにぎりだ。4回以降1失点とマウンドで巨漢を躍動させた。

 攻撃は長打こそないが12安打。羽切政人監督(48)が相手投手のフォームの癖を見抜き、狙い球を伝授して7回に3安打と失策絡みで逆転に成功した。近隣対決へ加藤主将は「守備からリズムを作っていく」と堅実な野球で高みを目指す。

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