【静岡】静岡商・古屋、足つりながら153球完投8強

スポーツ報知
最後の打者を打ち取りガッツポーズする静岡商のエース・古屋

◆第100回全国高校野球選手権記念静岡大会▽4回戦 静岡商6―3日大三島(22日・清水庵原)

 4回戦8試合が行われ、8強が決まった。静岡商は古屋悠翔(3年)が今大会初失点を許しながら日大三島を下した。準々決勝は24日、行われる。

 修正力を見せつけた。静岡商の古屋は初回、今大会22イニング目で初失点。だが動じなかった。「最初は焦りしかなかった。でも、変化球主体から直球中心に変えた」。153球3失点完投で3年ぶり8強に導いた。

 アクシデントにも耐えた。7回の投球練習中に右太ももがつり、治療で一端ベンチに下がったが、再びマウンドへ。「絶対自分で行くって決めていた」。名門校のエースのプライドでマウンドを守り抜いた。

 準々決勝は、2試合コールド勝ちの常葉大菊川と対戦。昨秋の県大会で0―7で敗れた相手だ。「投打の軸がしっかりしているし、簡単には勝たせてくれない相手」と静商のエースが気を引き締めた。

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