【富山】高岡第一、広田のグランドスラムで猛追も37年ぶりVならず

スポーツ報知
熱い声援でナインを後押しした高岡第一の応援団

◆第100回全国高校野球選手権記念富山大会▽準決勝 高岡商13―6高岡第一=7回コールド=(23日・富山市民)

 高岡第一は高岡商に敗れ、4強止まりで37年ぶりの夏の甲子園出場はならなかった。

 3回で1―8とリードされたが、1点を返すと、6番・広田陽斗一塁手(2年)が、人生初の満塁弾。6―8まで追い上げた。高岡商のプロ注目の最速148キロ左腕・山田龍聖(3年)から、公式戦1号となる高校通算4号を放ち「前半だし、まだまだいけると思っていた。打った瞬間、いったと思った。前の打席で高めの直球に手を出してしまったので、低めの直球を狙っていた」と、振り返った。

 最後は突き放されて7回コールド負けとなったが、この日のスタメンは9人中7人が1、2年生。新チームでも中心となる活躍が期待される広田は「経験を生かし、まず秋に富山県で優勝したい」と、来春のセンバツ出場へ闘志を燃やしていた。

 主将の宮田比呂捕手(3年)は、山田について「注目されているだけあって、本当にいい投手だった」と脱帽。「試合に出られない3年生の思いも背負ってプレーした。1、2年生たちには甲子園に行ってほしい」と、後輩たちにバトンを託した。

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