中央学院・相馬監督が珍指令「フェスだと思って甲子園を楽しみさい」

スポーツ報知
リハーサルを終え取材を受ける中央学院・大谷

 第100回全国高校野球選手権記念大会が5日、甲子園で開幕する。4日は開会式のリハーサルが行われた。

 まさかの珍指令だ。初日の第2試合で済美(愛媛)と対戦する中央学院(西千葉)の相馬幸樹監督(38)は、「『フェスだと思って甲子園を楽しみさい』と言ってあります」と明かした。

 指揮官は社会人野球・シダックスで現役引退後、母校・大体大の大学院でスポーツ心理学を専攻。「パフォーマンスに差が出るのは心の部分」が持論だ。「見ている人たちが気分良くなるような試合がしたいんです」。大観衆を味方にすれば、パフォーマンス向上につながるのは間違いない。

 ナインはこの日、西宮市内のグラウンドで最終調整。5月下旬の頭蓋骨骨折などの重傷から復帰した、プロ注目の二刀流右腕・大谷拓海(3年)はブルペン入りせず、フリー打撃で快音を連発した。「楽しく、1球1球全力でプレーしたい」。春は明徳義塾(高知)に逆転サヨナラ3ランを浴びて初戦敗退。フェス気分で、春夏通じて初勝利を手にする。(増田 寛)

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