「田中将大VS斎藤佑樹」振り返る…レジェンド“ものまね”始球式の本間篤史さん手記

2018年8月13日6時0分  スポーツ報知
  • 06年に田中(右)、早実・斎藤(中)と記念撮影する駒大苫小牧・本間

 「レジェンド球児始球式」を行った駒大苫小牧OBの本間篤史さん(30)がスポーツ報知に独占手記を寄せた。

 甲子園のグラウンドに立つのは、あの決勝戦再試合以来でした。あの時もお客さんがいっぱいですごい雰囲気でしたが、きょうも朝から満員でしたね。マウンドからの風景は初めて。改めてこの風景、雰囲気の中で投げていた田中将大はすごいやつだったんだなと思いました。

 始球式のお話をいただいて考えたのは、みんなが見たいのは「田中将大対斎藤佑樹」だろうと。なのでワインドアップは田中、足を上げるところは斎藤のまねをしました。ワンバウンドでしたが、足を上げるところまでは満足できたので100点です。

 投げ終わった後の「NO1ポーズ」は、僕たちが元祖だと思うのでぜひやりたかった。最後のハンカチは、斎藤に「投げ方をまねするから」と連絡を入れたところ、「それよりハンカチでしょ」と返ってきたもので…。高野連の方にも許可をいただきました。ふざけすぎましたかね。すいません(笑い)。

 甲子園にはたくさんの思い出がありますが、やはり一番印象に残っているのは早実との決勝戦。再試合も含め、僕は8打数無安打5三振でした。準決勝までは「チームのために打とう」と打席に立っていましたが、これで最後だからホームランを打ちたいと、自分の欲が前面に出てしまいました。あの2試合で、野球に対する取り組み方を勉強させてもらいました。その後は自分の欲ではなくチームのためにという思いだけで野球と向き合うようになりました。大学で4年、社会人で7年プレーを続けることができたのも、あの試合でそれを学んだからだと思っています。

 昨年限りで現役を引退しましたが、いつか高校野球の指導者として甲子園に出たいという夢があります。きょう、久しぶりにグラウンドからの風景を見たことで、その思いがさらに強くなりました。

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