準決勝を占う…大阪桐蔭は伏兵の活躍で大量点 終盤まで競れば雰囲気が済美を後押し

スポーツ報知
大阪桐蔭・根尾

 第100回全国高校野球選手権記念大会は20日、甲子園で準決勝が行われる。第1試合の済美―大阪桐蔭の試合の行方をスポーツ報知・伊井亮一記者が占った。

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 大阪桐蔭の藤原は打率4割4分4厘、3本塁打、9打点。根尾は打率4割2分9厘、2本塁打、2打点。好調の今秋ドラフト1位候補コンビを、済美のエース・山口直が抑えられるかが最大のポイントだ。1回戦の作新学院、3回戦の高岡商のように終盤まで3失点以内にとどめれば、済美を後押しする球場の雰囲気も変わってくるはずだ。

 大阪桐蔭は今大会4試合のイニング別合計得点で初回は0。2、4、5回は2。3回は3とエンジンのかかりが遅い。一方、相手投手の傾向をつかんだ6回に最多の11得点を奪っている。2回戦と準々決勝では2番の青地が2打点を挙げ、ビッグイニングにつなげた。好機で回ってきたときの伏兵が試合展開を左右する。

 全4試合に登板している柿木は防御率0・50。済美は打率4割超の矢野と政吉が突破口を開きたい。(大阪アマ野球キャップ・伊井 亮一)

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