大船渡の157キロ右腕・佐々木が15奪三振完投で4強入り

スポーツ報知
黒沢尻北戦で15奪三振完投勝利を挙げた大船渡・佐々木

◆秋季高校野球岩手県大会 ▽準々決勝 大船渡4―1黒沢尻北(19日・八幡平)

 来秋ドラフト候補の大船渡・佐々木朗希(ろうき)投手(2年)が、3安打1失点(自責0)15奪三振完投で、チームを4強入りへ導いた。

 自己最速となる157キロをマークした16日の1回戦から、この4日間で3試合目の先発。過密スケジュールで疲労が抜けきらない中でのマウンドだったが、初回先頭の初球から、2球続けて150キロをマーク。7回には、この日最速となる154キロをマークするなど、スライダー、チェンジアップの2球種を効果的に織り交ぜ、三振を量産した。

 東北大会出場をかけ、22日の準決勝(花巻)では盛岡大付と対戦する。右腕は「必ず倒して甲子園へ行きたい」とセンバツ出場へ一戦必勝を誓った。

 ◆佐々木 朗希(ささき・ろうき)2001年11月3日、岩手・陸前高田市生まれ。16歳。小3で野球を始める。11年の東日本大震災で被災し、大船渡に移住。大船渡一中では軟式野球部に所属。大船渡では1年夏からベンチ入り、今秋から背番号1。189センチ、81キロ。右投右打。家族は母と兄、弟。

 【今大会の大船渡・佐々木の投球成績】

 ▽1回戦(16日)大船渡5―0盛岡三

 6安打11奪三振完封。投球数134。

 ▽2回戦(17日)大船渡11―1一戸(7回コールド)

 5安打1失点(自責1)13奪三振完投。投球数103。

 ▽準々決勝(19日)大船渡4―1黒沢尻北

 3安打1失点(自責0)15奪三振完投。投球数133。

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