日大東北・長峯幸之助トーマス、4打数4安打2打点の大暴れ 決勝は聖光学院と

スポーツ報知
4打数4安打2打点の日大東北・長峯幸之助トーマス

◆秋季高校野球福島県大会 ▽準々決勝 日大東北6―0学法福島(23日・白河グリーンスタジアム)

 中堅をはじめ左へ右へと、日大東北の6番・長峯幸之助トーマス一塁手(2年)が広角に打ち分けて勝利を引き寄せた。1―0の1回2死二、三塁では中前へ2点適時打。4回は左前、6回は右前、8回は再び左前へと安打を重ね、4打数4安打2打点と大当たりに「いい当たりではなかったけど、つなぐ意識を持って食らいついていけた」と胸を張った長峯。チームも学法福島に6―0で完勝だ。

 日本人の父、米国人の母を持つが、郡山市で生まれ育った生粋の“福島っ子”。チームの目標だった東北大会出場を果たし、24日の決勝は聖光学院と当たる。長峯は「先輩たちの思いもある。泥臭く食らいついていきたい」と、端正な顔立ちをキリリと引き締めた。聖光の3連覇を阻止し、4年ぶり6度目の秋の福島県王者へ、大一番でも長峯のバットが安打を量産する。(有吉 広紀)

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