吉田輝星、国体で「歴史に名を刻む」大阪桐蔭へリベンジ&秋田勢初V宣言

2018年9月25日5時55分  スポーツ報知
  • 紅白戦に先発して力投する金足農・吉田

 今夏の甲子園で準優勝した金足農(秋田)の今秋ドラフト1位候補右腕・吉田輝星(こうせい・3年)が24日、福井国体(30日開幕)での大阪桐蔭へのリベンジと秋田勢初Vを宣言した。この日は、秋田市内の同校グラウンドで1、2年生を相手にした紅白戦に先発。7日のU18アジア選手権(宮崎)・台湾戦以来17日ぶりの登板にもかかわらず、6回を無安打11奪三振に封じる圧巻の投球を披露し、「歴史に名を刻みたい」と自信をのぞかせた。

 ブランクをまったく感じさせなかった。17日ぶりのマウンドに上がった輝星は、気持ちよさそうに右腕を振り抜いた。直球は150キロに迫ろうかという勢いでうなりを上げ、後輩たちを手玉に取った。6回を投げ、許した安打はゼロ。4者連続を含む11Kの快投に「久しぶりの実戦で少し球が浮いたんですけど、キレとかスピードはよかったと思います」とうなずいた。

 スケールアップした姿を披露した。U18アジア選手権では、甲子園でも痛めた左股関節に再び疲労がたまり、投球フォームが乱れていた。帰郷後は毎日練習に参加し、コンディションの回復に努めた。また、高校ジャパンで受けた栄養指導をさっそく実践し、体重は甲子園から4キロ増の84キロに。ピッチングは22日に約40球を軽く投げただけだというが「筋肉が付いて、腕の振りもすごくよくなりました」と胸を張った。

 リベンジする自信もある。国体では、10月1日の2回戦で常葉大菊川と対戦。順当に勝ち上がれば、3日の決勝で大阪桐蔭と再戦する。根尾昂、藤原恭大(ともに3年)のドラフト1位候補コンビら高校ジャパンに5人も名を連ねたスター軍団に対し「チームメートになって弱点も分かった。今度はそんなに疲れもないと思うので、普通に抑えられると思います」と言い切った。

 甲子園では秋田勢に103年ぶりの準優勝をもたらしたが、国体での県勢の最高成績は80年、エース・高山郁夫(現オリックス投手コーチ)を擁した秋田商の準優勝。頂点に立ったことはない。金足農は過去3度国体に出場したが、いずれも初戦で敗退している。「甲子園でも歴史を作ってきたので、しっかり3試合を勝って歴史に名を刻みたいと思います」。甲子園で逃した日本一を、今度こそつかみ取る。(片岡 泰彦)

 ◇輝星の甲子園決勝VTR 1回戦から大会タイ記録となる4試合連続2ケタ奪三振をマークして34年ぶりの4強入りを果たすと、準決勝でも名門・日大三を相手に1失点完投勝ち。だが、東北勢初Vの期待がかかった大阪桐蔭との決勝では、連戦の疲労がピークに。根尾に一発を浴びるなど5回12安打12失点でKO。秋田大会から続いた連続試合完投は10でストップし、今夏初めて途中降板。2―13で大敗を喫した後は悔し涙にくれた。

 ◆輝星、進路言及せず

 輝星の進路について、学校側から取材の自粛要請もあり、本人はコメントしなかった。U18アジア選手権終了時には「国体が終わってから考えたい」と話していたが、関係者によると家族らと話し合いを重ねている模様。プロ志望届提出が有力となっている。

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