履正社、5回戦進出 6日から3連戦 9日間で6試合の過密日程も

スポーツ報知
6回1死三塁、清水(手前)の勝ち越し打にベンチで大喜びする履正社ナイン

◆高校野球秋季大阪府大会▽4回戦 履正社3―2阪南大高(7日・シティ信金スタ)

 大阪府大会で、履正社は、エース左腕の清水大成(2年)が2失点13奪三振で完投し、5回戦に進出した。

 エース左腕が投打で活躍した。履正社の清水はキレのある直球を中心に、6安打2失点13奪三振で完投した。リリーフで4回無失点だった6日の山田戦から2日連続で好投した。「出し切りました。ボールが先行したけど、最少失点で切り抜けた」。6回1死三塁では決勝の右前適時打を放ち、心地良い疲労感を漂わせた。

 今夏の北大阪大会準決勝は大阪桐蔭を9回2死まで4―3と追い詰めながら逆転負けした。前チームでも主戦格だった清水は7回途中に登板したが、1安打1四球で、1死も取れずに降板した。「負けてから直球を磨いた」。インステップ気味だった右足の踏み出す位置を変え、腰の回転で投げるように修正した。

 雨や台風の影響で大阪府大会は順延が続き、履正社は6日から8日まで3連戦。決勝まで勝ち進めば、9日間で6試合という超過密日程を強いられる見込み。だが、清水は「センバツに行くために頑張っている」ときっぱり。決勝で大阪桐蔭と再戦するまで負けられない。(伊井 亮一)

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