今夏甲子園16強の高岡商、初戦敗退でセンバツ厳しく…北信越大会

スポーツ報知
6回に一時は逆転となる3ランを放ち、笑顔を見せる高岡商・多賀

◆秋季高校野球北信越大会▽1回戦 東海大諏訪8x―7高岡商=延長10回=(13日、新潟・三条パール金属スタジアム)

 今夏甲子園16強の高岡商(富山2位)は、東海大諏訪(長野3位)に延長10回サヨナラ負けを喫した。

 北信越地区の来春のセンバツ出場枠は2で、北信越大会の決勝進出が目安となるため、初戦敗退によって2季連続甲子園となる来春のセンバツ出場は厳しくなった。

 序盤から硬さが目立ち、東海大諏訪のエース右腕・横田夏己(2年)に抑え込まれた。それでも0―3の6回、打線が3巡目に入ると反撃開始。甲子園で本塁打を放った2番・井林泰雅遊撃手(2年)の適時打などで1点差に迫り、2死一、二塁で6番・多賀章渡三塁手(2年)が左翼へ一時は逆転となる3ランを放った。

 甲子園で活躍した3年生がいる中でも、チーム一のスイングスピードを計測したことがあるという多賀は、高校通算4号、公式戦初アーチを「打ったのは、狙い通りの高めの甘い変化球。9番からつないでつないで自分に回ってきたので、とにかくつなぐつもりで打ちました」と振り返った。

 7回にも2点を追加したが、8、9回に4点リードを追い付かれ、試合は延長に突入。最後は4番手で登板した堀裕貴(2年)が延長10回にサヨナラ打を許し「力不足です」と唇をかんだ。

 吉田真監督(35)は「やるべきことをやれていれば勝てた試合。私も含めまだまだ未熟です」と反省していた。

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