【秋季東北大会】大崎中央・荒井、青森山田撃破打!「ピンチはチャンス」主将が決めた

2018年10月14日6時55分  スポーツ報知
  • サヨナラ打で東北大会初勝利を決め、ガッツポーズする大崎中央・荒井主将(カメラ・有吉 広紀)
  • 9回1死満塁から右前へサヨナラ適時打を放つ荒井

 ◆高校野球 秋季東北大会第1日 ▽1回戦 大崎中央4x―3青森山田(13日、秋田・こまちスタジアムほか)

 開幕して1、2回戦計4試合が行われた。1回戦で大崎中央(宮城3位)が、青森山田(青森3位)に4―3で逆転サヨナラ勝ち。『ピンチはチャンス』を合言葉に、我慢強い戦いぶりで勝機をつかんだ。専大北上(岩手3位)は秋田商(秋田3位)に6―1で快勝し、元巨人の中尾孝義監督(62)が東北大会初勝利。2回戦では延長12回の末、4―1で日大東北(福島2位)を下した酒田南(山形1位)と、山形城北(山形3位)を8―2で破った盛岡大付(岩手1位)の2校が8強に進んだ。

 思いのこもった打球が右翼手の前に落ちると、殊勲打の大崎中央・荒井主将の元へベンチからチームメートが駆け出してきた。ガッツポーズで応えた荒井主将は「焦りもなく、粘り強くやれた」と笑顔だ。1回に2点を先制され、打線は相手投手の前に12奪三振。9回にだめ押しとも思える1点を失っても、チームは動じなかった。それは平石朋浩監督(31)が口にしている、“ピンチはチャンス”が根づいているからだ。

 「逆境にこそ成長がある。うまくいかない試合運びで勝てるのは力があると思うし、うまくいかないことを楽しめる人間って格好いいよね、ということです」と指揮官が説明した。先発の1年生エース氏家蓮は、4回以外は毎回走者を出しながら9安打3失点に「抑えたら流れがくる、とずっと思って投げていた」。荒井主将が「ピンチも楽しみながら、全員でしのいでこれた」と胸を張った我慢の末、大きな流れが9回にきた。

 平石監督の「先頭打者が出ればひっくり返せる」の言葉通りに中前打で出塁すると、無死満塁から二ゴロの間に1点差とし、続く1死二、三塁で相手捕手が送球をはじいて3―3の同点。四球を挟み、荒井のサヨナラ打を呼び込んだ。

 この1勝が秋春通じて東北大会初勝利。2回戦(14日)は秋田修英と対戦する。「次も強い相手。守備も攻撃も粘り強く頑張りたい」と荒井主将は言葉に力を込めた。ピンチを力に変え、泥臭く白星をつかんでみせる。(有吉 広紀)

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