静岡、まさかの1回戦コールド負けでセンバツ絶望的

スポーツ報知
0―5の5回1死一、三塁、先発・斉藤から松下への投手交代でマウンドに集まる静高の選手たち

◆高校野球秋季 東海大会第1日 ▽1回戦 中京大中京11―2静岡=7回コールド=(20日・津市営)

 清水桜が丘(静岡2位)と静岡(同3位)はともに1回戦敗退―。中京大中京(愛知2位)と対戦した静岡は12安打、11得点を喫し、2―11の7回コールド負け。3年連続のセンバツ出場は絶望的となった。21日は準々決勝が行われ、県王者・御殿場西が津田学園(三重3位)と対戦する。

 県勢として戦後初の3年連続センバツ出場をかけた戦いは、東海1回戦で終わった。2―11の7回、7番・鈴木陸(2年)の力ない飛球が相手中堅手のグラブに収まりゲームセット。栗林俊輔監督(46)は「この2週間準備を頑張ってきたが、完敗だった。自分たちの未熟なところが出た」。昨春の東海大会・至学館(愛知)戦以来の公式戦コールド負けに肩を落とした。

 初回から投手陣が崩れた。先発左腕・斉藤颯斗(2年)は「調子は悪くなかったが、こん身の球が弾き返され、低めの変化球も見逃された」。初回2死一、二塁から2者連続適時打を浴び3失点するなど、5回途中7失点で降板。続く2投手も、愛知県大会6戦47得点の強力・中京大中京打線の勢いを止められなかった。

 反撃に出たい攻撃陣も、変速サイドスロー左腕・板倉駆(2年)を打ちあぐね、5回に2点を返すのがやっと。わずか4安打に終わった。昨年秋からレギュラーの3番・斎藤来音(2年)は「試合中での修正力が足りなかった。3年連続の(東海)優勝だけを見て、練習してきたので悔しい」。完敗で終わった秋の悔しさを胸に、この冬、一から鍛え直す。(山中 優輝)

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