春日部共栄が藤代に競り勝ち初戦突破 センバツ当確に王手

スポーツ報知
完投勝利した春日部共栄・村田賢一(カメラ・森下知玲)

◆高校野球秋季関東大会 1回戦▽春日部共栄7―6藤代(22日・山日YBS球場)

 春日部共栄(埼玉1位)がシーソーゲームの末に藤代(茨城2位)を破り、1回戦を突破した。

 0-0で迎えた3回無死一、三塁で平尾柊翔左翼手(1年)の適時二塁打で2点先制。5回にエース右腕・村田賢一(2年)が同点とされたが、7回1死一、二塁には自らのバットで左中間へ2点二塁打を放った。その裏に2ランを浴びて、再度追いつかれたが、9回2死一、二塁から石崎聖太郎捕手(2年)が左前打。左翼手の失策もあって、思わぬ決勝点が転がり込んだ。

 本多利治監督(61)は「最初から最後まで苦しかった。選手がよく耐えたね。(村田は)ボールも来ないし、コントロールも良くなかったが、8回から緩急をつけて投げてくれた」とナインの粘り強さをたたえた。

 春日部共栄は、センバツ出場が当確となる4強入りに向け、準々決勝(23日)では横浜(神奈川1位)と甲府工(山梨3位)の勝者と戦う。

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