星稜、引き分け再試合を制して北信越大会優勝

スポーツ報知
優勝メダルを首にかけられ笑顔を見せるU18日本代表の星稜・奥川(左から2人目)

◆北信越地区高校野球大会決勝・再試合 星稜7―4啓新(23日・ハードオフエコスタジアム新潟)

 22日に延長15回2―2の引き分けとなった決勝の再試合が行われ、星稜が24年ぶり8回目の優勝を果たし、明治神宮大会出場を決めた。

 前日の13回に強襲ライナーを左手首に受けながら15回17奪三振で完投したU18日本代表右腕・奥川恭伸(2年)は、再試合には出場しなかった。左手首は打撲で骨にも異常はなく「神宮大会では投げるつもりです」と話した。

 星稜は3―3で迎えた7回2死満塁から、4番・内山壮真遊撃手(1年)が中前に決勝の2点適時打を放った。前日の試合で6打数無安打に終わり、春の石川県大会初戦のデビュー以来続いていた公式戦連続試合安打が「23」でストップした内山は、「ここで1本打って、チームを救いたかった。もう記録も意識しなくていいと割り切れて、気楽に打てた」。各地区の優勝校が集まる神宮大会へ向け「自分の力を発揮して、4番として全国制覇に導きたい」と力強く話した。

 すでに3季連続甲子園出場も確実にしており、「全国制覇」を目標に掲げている。2日間、計24イニングの決勝を制した林和成監督(43)は「やっと終わったなと、うれしさもこみ上げているが、すでに気持ちは次(神宮)へ向いている。センバツにもつながるよう、神宮では1試合でも多く戦いたい」と決意を新たにしていた。

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