竹田利秋氏、33年ぶりに東北高来校「夢を達成するために頑張ってほしい」

スポーツ報知
練習中、富沢監督(右)にアドバイスを送る竹田氏

 東北高監督として春9度、夏8度、甲子園に導いた竹田利秋・国学院大総監督(77)が2日、仙台市内の東北高泉キャンパスの野球グラウンドを訪問。現役野球部員を指導した。学校側から「今のチームにアドバイスを送ってほしい」と要請を受けて実現。ライバル校でもある仙台育英高に転任して以来、33年ぶりの来校で「甲子園という夢を達成するために頑張ってほしい」とエールを送った。

 和歌山県出身で、1968年に東北高監督に就任。全国の強豪に押し上げ、横浜や米大リーグ・マリナーズで活躍した佐々木主浩投手(50)らを育成した。85年秋に転任した仙台育英高でも10度(春4、夏6)の甲子園を経験し、89年夏には準優勝に導いた。東北高は今夏は県4回戦、秋も同準々決勝で敗れるなど結果を残せず、1日から教え子で佐々木氏と高校時代にバッテリーを組んだ富沢清徳監督(51)の下、新たなスタートを切ったばかり。練習中に監督にもアドバイスを送った竹田氏は「彼(富沢監督)は誠実で信頼が置ける。リクエストをいただいたら協力していきたい」と今後もアドバイザー的立場から、名門復活を後押ししていく。(遠藤 洋之)

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