広陵が星稜に7回コールド負け 来秋ドラフト候補の奥川に脱帽

スポーツ報知
4回途中7失点で降板した広陵の先発左腕・石原勇輝

◆第49回明治神宮野球大会第2日 ▽高校の部準々決勝 星稜9―0広陵=7回コールド=(10日・神宮)

 広陵(中国)が星稜(北信越)との優勝候補対決で7回コールド負けし、初戦で敗退した。星稜の来秋ドラフト上位候補・奥川恭伸(2年)に7回3安打無失点11三振を喫した。

 中国大会準決勝では、来秋ドラフト上位候補で創志学園(岡山)の西純矢(2年)を攻略し、7得点を奪って8回コールド勝ちしたが、奥川には手も足も出なかった。中井哲之監督(54)は「直球のスピードは西君の方が上だが、制球、緩急、精度は奥川君の方が上。追い込まれて、あのフォークを投げられたらお手上げですよ。今の段階のレベルで、あんな球を投げられたら打てないですよ」と、脱帽した。

 2三振した秋山功太郎捕手(2年)は「変化球の質が(今まで対戦した投手で)一番良かった。真っすぐの制球が良く、甘いところに来なかった」と、完敗を認めた。

 初回に右前へ唯一のクリーンヒットを放った宗山塁二塁手(1年)は、西と比較し「奥川投手の方がまとまっている。制球が良くて、スピードもキレもあった」と評した。

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