札幌大谷、センバツへ肉体改造厳命 指揮官「正月太り全然OK。体重増やせ」

2018年12月26日6時0分  スポーツ報知
  • 選手へ丁寧に指導する札幌大谷・船尾隆広監督(左)

 来春の第91回センバツ高校野球(3月23日開幕、甲子園)の出場がほぼ確実となっている札幌大谷が25日、札幌市内の同校屋内練習場で年内最後の全体練習を行った。11月の明治神宮大会では初出場優勝を飾ったものの、全国の強豪校との体格差を痛感。船尾隆広監督(47)は体作りを課題に挙げ、異例の“正月太り”を容認した。ナインは来年1月4日まで10日間の冬休みに入るが、白球ではなく“白米”に食らいつくことになる。

 その目は本気だった。年内最後の練習納め。札幌大谷の船尾監督は「ほぼ全員が体重を増やしてほしい。正月太り? 全然、OKですよ。正月に体重を落とすくらいなら、太って戻ってきてほしい」と、切実な思いを語った。指揮官が、異例とも言える“正月太り”を容認。だが、冗談ではなく、真剣そのものだった。

 今秋の明治神宮大会で初出場優勝も、ナインが痛感したのは強豪校との体格差だった。平均173・8センチ、72・1キロは出場校の中でも下位。船尾監督は「道内では小さいと思っていなかったが、(全国では)相手が大きく見えた」。また、大半の選手が実家から通うだけに、遠征で食事をともにし、一人一人の食事量の少なさにも気づかされた。

 だからこそ、正月を体重アップの機会とする。一般的に、正月はお節料理が振る舞われる。大量の白米を摂取する選手にとって、おかずが増えることは、これ以上ない喜びだ。毎晩、1キロの白米を平らげる飯田柊哉主将(2年)は「とにかく食べたい」。冬休みは“白米”に食らいつくことを誓った。

 屋内練習場には「全国レベルの体」と、目標が掲げられている。今月上旬には栄養士を招いて栄養セミナーも実施し、食事への意識改革も図ってきた。来年1月25日にはセンバツ出場校が発表されるだけに、飯田主将は「まだまだ体は全国レベルに達していない。もう一回り、大きくならないとセンバツ(優勝)は難しい」。練習再開は来年1月5日。ひとまず、バットを箸に持ち替えて、目の前の“敵”を食い尽くす。

(清藤 駿太)

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