テレ朝玉川徹氏、センバツ出場校の野球部動画流出に「コメンテーターって非常に難しい。とりあえず謝っちゃえは本質じゃない」

スポーツ報知
羽鳥慎一アナウンサー

 30日のテレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜・前8時)で第91回選抜高校野球大会(3月23日開幕、甲子園)に出場する愛媛県の私立松山聖陵高野球部の男性監督(37)が、部員の頭を小突く映像がインターネット上に公開されたニュースを特集した。

 番組によると動画は去年9月ごろ撮影されたもので、同校の選抜出場が決まった25日夜に3年生の元部員がツイッターに投稿されたという。元部員は、投稿した理由を宿舎の規則が厳しすぎるためと説明しているという。同校の渡部正治校長は、今回の監督の行為を体罰ではなく指導としたが監督は行き過ぎた指導だったと反省し当面の間、野球部の指導を自粛する。番組では選抜には部員は出場できるが監督は近日中に高野連から処分が通知されると伝えた。

 こうした経緯にMCの羽鳥慎一アナウンサー(47)は「先日、町田の高校もありましたけど、玉川さん、人と人が話すんじゃなくて投稿して炎上させて指導者の責任を問うっていう、一個、手法になってきているのかな」と尋ねると、コメンテーターで同局の玉川徹氏(56)は「コメンテーターっていう仕事をしてて、非常に難しいなぁと思います、最近は。SNSの動画っていうことを番組で取り上げることが多いので。衝撃であるんでね、暴行とかそういうのは。テレビの論理で取り上げたくなっちゃうんですよ。そうなると、物凄い勢いで拡散して、拡散を抑えるため騒動を抑えるためにとりあえず謝っちゃえみたいなところがあると思うんですよ学校の方では。そういうところじゃないんですよ、本質は」と示した。

 その上で「ちょっと関連が遠いかもしれないけど、例えば誰かが逮捕されたときに逮捕イコール犯人ではないっていう風なスタンスっていうのを長い間の試行錯誤とか間違ったことも含めて自戒を込めて常に思っているんですけど」とし「今度からSNSの投稿っていうのものも、当然、投稿するには意図があるわけですから。そういう風な意図って何だろうって考えながら取り上げたりコメントしたりしないといけないなって、とみに思いますね」と指摘していた。

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