札幌第一・畠山、静清戦に先発「全て出したい」…8日、対外試合解禁

スポーツ報知
メディシンボールでトレーニングする札幌第一・畠山(右)

 第91回センバツ高校野球大会(23日開幕・甲子園)に2年ぶり3度目出場の札幌第一が7日、静岡県・御前崎市内で約4時間の練習を行った。8日に対外試合が解禁され、静清高(静岡)と対戦する。大事な初戦での先発を告げられた左腕・畠山和明(新3年)は「結果を出すためにやってきた。持っているもの全て出したい」と意気込んだ。

 先発への“適性検査”をクリアする。畠山は昨秋全道初戦の札幌日大戦、決勝の札幌大谷戦でともに先発を任されるも、3回もたずに降板した。「先発ならば5回は最低でも投げきらないといけなかった」。昨秋以来の対外試合は畠山にとって、先発適性のチェックの場でもある。信頼感を取り戻すためにも、並々ならぬ覚悟でマウンドに上がる。

 制球力が課題となる。昨秋から球にばらつきがあり、甘く入った所を痛打されてきた。「全体的に球が高い。今冬は低めを意識して投げ込んできた」。エース右腕・野島丈(新3年)も、虎視たんたんと先発マウンドを狙っているだけに、畠山は「先発は譲りたくない。余計なことは考えずに、目の前の打者を見て落ち着いて投げたい」。聖地の真っさらなマウンドに上がるため、“追試”をパスしてみせる。(清藤 駿太)

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