八戸学院光星“二刀流”下山昂大、4回0封 苦手左打者に「内角をしっかり突けた」

スポーツ報知
1試合目で4回を投げ、2安打4奪三振無失点の八戸学院光星・下山

◆練習試合 ▽第1試合 八戸学院光星5―5天理 ▽第2試合 天理12―4八戸学院光星(親里野球場)

 八戸学院光星(青森)が奈良・天理市内で天理(奈良)と練習試合を戦った。1試合目の6回に三塁手からマウンドに上がった下山昂大投手(新3年)が、2安打4奪三振無失点の好投。終盤の追い上げへ流れを作り、試合は5―5で引き分けた。23日開幕のセンバツ高校野球(甲子園)でも、“二刀流”でチームを救う。2試合目は4―12で大敗した。

 “光星の二刀流”が、この一戦は投球でみせた。6番・三塁で先発出場した八戸学院光星・下山が、1―5の6回から2番手で登板。7、8回は得点圏に走者を進めたが後続を抑え、4イニングスを2安打無失点に抑えた。

 「試合の合間に時間を作ってしっかり準備できた。苦手だった左打者も、内角をしっかり突けた」と振り返った下山。今年から棒を使って肩甲骨の可動域を広げたり、バランスボードを使って投球フォームを確認したりと、トレーナーから聞いた試合中にやる“投手用メニュー”を実施。今後も試合途中からの登板が予想されるなか、しっかり結果を残した。

 2試合目も味方投手の乱調などがあり、8回に予定外の登板も三者凡退。直球は130キロ台前半ながら、右スリークオーターからキレのある球で相手を抑えた。1試合目で4打数2安打の打撃は「まだまだ。もっと仕上げていきたい」と反省した下山だが、投球については「毎回こういう投球をしていきたい」と手応え。甲子園の打席とマウンド、両方に立って投打で勝利に貢献する。

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