初V狙う履正社、1回戦で星稜と激突 4番井上「フルスイングしたい」

スポーツ報知
第1日、第3試合での対戦が決まり握手する履正社・野口主将(左)と星稜・山瀬主将

 第91回センバツ高校野球大会(23日から12日間・甲子園)の組み合わせ抽選会が15日、大阪市内で行われ、今秋ドラフト候補の奥川恭伸投手(3年)を擁する優勝候補の筆頭・星稜(石川)は、大会初日の第3試合で優勝候補の一角・履正社(大阪)との対戦が決定。奥川は「最高の相手と試合ができるのはワクワクする」と意気込んだ。

 初Vを狙う履正社にとって試練の1回戦だ。奥川を擁する星稜との対戦が決まり、岡田龍生監督(57)は「バットに当たるかな。(昨秋の)明治神宮大会の広陵戦を見たんですけど、あの段階では高校生ではなかなか打てない」と苦笑した。

 プロ注目の最速145キロ左腕・清水大成(3年)は8日の練習試合初戦で打球が利き手を直撃した。幸い打撲で13日にキャッチボールを再開したが、投球開始のめどが立っていない。初戦が第1日というのも不運だ。「完治はしていない。ぶっつけ(本番)の可能性がなくもない」と、はやる気持ちを抑えた。

 前回出場した2017年はV候補の日大三(東京)を同じ第1日で破り、準優勝まで駆け上がった。「甘い球、高い球をフルスイングしたい」と、今秋ドラフト候補で高校通算26本塁打の4番・井上広大外野手(3年)が意気込んだ。史上2度目の同一都道府県による3連覇へ、2年前の再現を目指す。

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