光星、Wクリーンアップ “裏4番”原が連発「しっかり振れたからよかった」

スポーツ報知
4回に2打席連続弾を放ち、次打者と手を合わせて喜ぶ八戸学院光星・原(左)

◆練習試合 和歌山商5ー11八戸学院光星、和歌山商4ー22八戸学院光星(17日和歌山商グラウンド)

 23日開幕の第91回センバツ高校野球(甲子園)に出場する八戸学院光星(青森)が17日、和歌山市内で和歌山商と練習試合を2試合行い、連勝した。1試合目で7番・原瑞都右翼手(3年)が2打席連続弾。下位ながら“ダブルクリーンアップ”の主軸として、甲子園1回戦の第4日目・広陵(広島)戦でも猛打を奮う。

 打順に似合わぬ長打力を見せた。7番・右翼の原が1試合目に先発し、2打席連続弾を含む3打数2安打4打点。両翼93メートル、中堅115メートルの広さを取ったグラウンドで、1回2死二塁は右中間へ、5―2の4回無死二塁は右翼ポール際へ、ネットを越えるアーチを描いた。

 「1本目はいったかなと思ったけど、2本目は(バットの)先っぽだった。しっかり振れたからよかったと思う」。ここまでの練習試合は12日の智弁学園戦で3安打、13日の天理戦で2安打と好調も、原は「長打が出ていなかったからまだまだと思った」。この日は途中出場した2試合目も二塁打2本と持ち味を発揮した。

 仲井宗基監督(48)も「ずっといい感じ。7番に置いているけど、ポイントになっている」と評価する。3~5番の主軸の後に、原ら下位打線が強打をみせることで“ダブルクリーンアップ”を形成。複数の投手を擁する広陵にどっからでも点を取れる打線で対抗する。

 聖地での一発にも、原は「(2本塁打で)しっかりとらえれば飛んでいくことを証明できた」と意欲を燃やしている。打順に関係なく、どんな相手でもフルスイングする。(有吉 広紀)

 ◆原 瑞都(はら・みずと)2001年6月11日、奈良・大和高田市生まれ。17歳。片塩小では大和高田リトルリーグ、片塩中では柏原リトルシニアでプレー。八戸学院光星で2年秋からレギュラー。178センチ、78キロ。右投左打。血液型B。家族は両親と姉、妹。

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