PL学園、伝説ユニホーム復活…「マスターズ甲子園2019」初参加

スポーツ報知
練習試合でPL学園高時代のユニホームを着用した同校OBたち

 今秋の「マスターズ甲子園2019」に初参加するPL学園高のOBが17日、大阪・羽曳野市内で懐風館高OB(ともに大阪)との練習試合に臨み、高校時代のユニホームを初披露した。

 初実戦から3試合目で初めて用意され、伝説のユニホームが復活した。春夏7度の甲子園優勝を誇る同校は2016年夏限りで休部中。当時とほぼ同じデザインで、メーカーも同じSSKのユニホームを新調し、希望者は1万2000円で自費購入した。帽子やヘルメットも用意し、バットや捕手の道具などはPL学園高から借りた。元巨人の桑田真澄OB会会長(50)=スポーツ報知評論家=の1学年先輩で、同大進学後に試合中の事故で首から下がまひする障害を負った清水哲監督(52)も卒業後、初めてユニホームに袖を通した。元プロ野球選手が不在でも20―7と大勝し「変な野球はできない」と“PLイズム”を見せつけた。

 4月21日が大阪府予選初戦。桑田氏は4月の練習試合、元横浜(現DeNA)の野村弘樹氏(49)は6月以降に参加予定だ。シニア(45歳以上)の背番号は「61」以降のため、桑田氏は代名詞の「18」をひっくり返した「81」を希望したという。

 これで練習試合は3連勝。清水監督は「全国制覇を狙っている」と、立浪和義氏らを擁して春夏連覇した1987年夏以来の“甲子園優勝”を目標に掲げた。(伊井 亮一)

 ◆マスターズ甲子園とは 高校野球OBが世代、甲子園出場・不出場、元プロ・アマなどのキャリアの壁を超えて出身校別にチームを結成し、甲子園を目指す大会。2004年に第1回が行われ、毎年11月に開催される。今年の大阪予選は4月下旬~8月下旬で、本大会は11月上旬の予定。大学、社会人の現役選手、現役のプロ野球関係者は出場できない。本大会は3回までは34歳以下、4回以降は35歳以上で行うなどの特別ルールがある。

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