八戸学院光星、守備練習のみで甲子園を“体感”

スポーツ報知
東北勢トップで甲子園練習に登場した八戸学院光星ナイン(カメラ・義村 治子)

 第91回センバツ高校野球(23日から12日間、甲子園)の甲子園練習が18日から始まり、3年ぶり10度目出場の八戸学院光星(青森)が東北勢トップで登場した。

 シートノックや実戦形式のノックなど、与えられた30分間すべてを守備練習に費やした。毎回同様のメニューだと話した仲井宗基監督(48)は、「選手たちに甲子園のグラウンドを体になじませたいと思った」と説明。監督自らフェンス付近まで行き、外野手へクッションボールの処理を助言するなど、細かい点までその場で伝えた。

 昨夏の甲子園メンバーだった下山昂大内野手(3年)が「一番やりやすいグラウンドです」と笑顔をみせれば、これが初めての聖地となる大江拓輝(たつき)外野手(3年)が「(最初は)距離感がわからなくて、本塁までが遠いなと思った」。良い感覚や修正点など、選手一人一人が多くのことを感じ取った30分間を、試合につなげたい。

 寒さや降雪などの影響で室内練習場を使っていた地元・八戸を11日に出発して1週間が過ぎた。指揮官は「ようやく土の上(でのプレー)にもなじんできたのかな。まだ細かい部分を詰めなきゃいけないが、順調に仕上がってきている」と選手たちの動きに手応え。

 第4日(26日)第2試合で対戦する広陵(広島)についても「鍛え上げられた伝統あるチーム。すきをみせないようにしていきたいし、それができなければ勝機はない。持ち味の打線で対抗していきたい」と意気込みを語った。これからもぐんぐん調子を上げ、伝統校も強打で打ち崩す。

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