【センバツ】初戦前日の春日部共栄は割り当て練習場の事情でフリー打撃できず、日本高野連「申し訳ない」

スポーツ報知
開会式のリハーサルで選手宣誓を行う広陵・秋山功太郎主将

 第91回センバツ高校野球大会(23日から12日間・甲子園)に出場する春日部共栄(埼玉)は22日、初日第2試合の高松商(香川)戦を翌日に控え、日本高野連から割り当てられた練習場所の事情でフリー打撃を行えず、守備中心に調整した。

 兵庫・伊丹市内の住友総合グラウンドでは、右翼90メートルの後方道路を車が往来し、一塁ファウルゾーンに隣接するテニスコートでは一般利用者がラケットを振っていた。佐藤充彦部長(35)は「球場を管理する方から道路やテニスコートにボールが飛び出る危険性があるので、打撃は気をつけてくださいと説明を受けた」と困惑。エースで4番の村田賢一投手(3年)らナインはフリー打撃を自粛。予定されていた2時間の練習は守備だけの1時間で切り上げた。

 グラウンド関係者は「道路やテニスコートが危ないので、ここで打撃はしちゃいけません。日本高野連には伝えています」と説明。植竹幸一監督(49)は「以前に来たときは打撃もできましたが、確かにボールはネットを越えていました」と振り返った。日本高野連の関係者によると、開幕前日で出場各校の練習場所の確保が困難だったといい、「春日部共栄には申し訳ないが、グラウンドが少ない中での苦肉の策」と語った。

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