【センバツ】市和歌山、延長11回サヨナラ勝ち 片上柊也が決めた!

スポーツ報知
市和歌山先発の岩本真之介

◆第91回センバツ高校野球大会第1日 1回戦 呉2―3x市和歌山=延長11回=(23日・甲子園)

 市和歌山(和歌山)が“開幕戦”で呉(広島)を下した。延長11回サヨナラ勝ち。センバツでは市和歌山商時代の2005年以来の白星を挙げた。

 市和歌山は初回に先頭の山野雄也(3年)が右中間二塁打で出塁すると、下井田知也(3年)の三塁線のバントが内野安打となり無死一、三塁。3番・緒方隆之介(3年)の三ゴロ併殺打の間に三塁走者が生還し1点を先行した。

 5回には1死一、二塁で緒方の左前適時打で加点した。

 呉は市和歌山のエース左腕・岩本真之介(2年)に7回2死までノーヒットに抑えられていたが2死二塁から池田駿(3年)が右前適時打を放ち1点差に迫ると、9回1死から沼田歩(3年)が右中間三塁打。途中出場の真田和弥(3年)がスクイズを決め土壇場で同点に追いついた。

 延長11回に市和歌山は1死から山田佳吾(3年)が右前安打と右翼手の失策で二塁に進むと、2死後、片上柊也(3年)が中前にサヨナラ打を放ち勝利した。

 岩本は11回を2安打2失点と好投した。

 市和歌山・半田真一監督(38)は「最後、片上が打ってくれてうれしかったです。何とか最後に勝てたので良かったです。(延長11回に出塁した山田は3安打の活躍に)彼に期待して6番に(打順を)上げたので、期待に応えてくれてうれしいです。(岩本は)持ち味のテンポとコントロールで打たせて取るピッチングが存分にできたと思います」と勝利の喜びに浸っていた。

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