【センバツ】八戸学院光星・近藤遼一、入場行進で甲子園の広さ実感「鋭い振りを見せたい」

スポーツ報知
実戦形式の打撃練習で力強い振りをみせる八戸学院光星・近藤

 平成最後のセンバツ高校野球が23日、開幕した。八戸学院光星(青森)は4番・近藤遼一一塁手(3年)が、昨秋に続く全国舞台での一発を誓った。

 甲子園でも大きな放物線を描く。開会式での入場行進で外野フェンス付近まで進んだ八戸学院光星・近藤は「意外と遠いな、と思った」と話したが、すぐに「思い切り振らなくてもスタンドインする、と監督に言われてきた。鋭い振りを見せたい」と意欲をみせた。長打力が武器の主砲は、昨秋の明治神宮大会準々決勝・高松商戦でもソロ弾。全国舞台で再び一発を狙う。

 練習試合解禁後、序盤は「最悪。やってきたことが出せなかったし、感覚的に良くなかった」(近藤)と不振だった。明治神宮大会など好調時の映像をみて、タイミングの取り方などを修正。大会前最後の練習試合だった21日の京都学園戦では、最終打席で左越えソロ本塁打と結果を出した。

 “喝”を入れられた。開会式後、チームは大阪市内のグラウンドで約2時間の練習を実施。近藤はスライディングすべき局面でしなかったことで、仲井宗基監督(48)から厳しい叱責を受けた。「隙をなくしていかないと勝てない」という指揮官に、近藤も「気持ちを入れ直して戦いたい」。第4日(26日)の1回戦で当たる広陵戦へ、油断をなくし、調子を上げて臨む。(有吉 広紀)

 ◆近藤 遼一(こんどう・りょういち)2001年9月14日、奈良・桜井市生まれ。17歳。桜井四小2年時に桜井ブラックベアーズで野球を始める。桜井西中では橿原コンドルズに所属。八戸学院光星では2年春からベンチ入り。175センチ、88キロ。右投右打。家族は両親と妹、弟2人。血液型O。

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