【センバツ】横浜・及川、5失点で初戦で散る 16年ぶりの2ケタ失点で大敗

スポーツ報知
3回途中までに5失点し、松本隆之介(右)と投手交代をする横浜・及川雅貴

◆第91回センバツ高校野球大会第2日 1回戦 明豊13―5横浜(24日・甲子園)

 横浜(神奈川)が明豊(大分)に5―13で敗れた。プロ注目の最速153キロ左腕・及川(およかわ)雅貴(3年)が初戦で姿を消した。

 突如制球が乱れた。2回まで1安打無失点だったが4点リードの3回に先頭打者から2者連続で四球を与えると、表悠斗(3年)に左前タイムリーを許す。3番・布施心海(2年)に2点タイムリーを許すなどして同点に追いつかれると2死三塁で青地七斗(3年)に三塁強襲の内野安打を許し、一挙5失点。逆転を許し2死一塁の場面で2番手・松本隆之介(2年)にマウンドを譲り右翼の守備についた。

 4回には松本が2死満塁のピンチから失策で1点を失うと、藪田源(3年)の右翼への当たりを及川が後逸(記録は三塁打)し、この回4点を失った。

 横浜は5回、6回と満塁の好機を作るも、あと1本が出ずに無得点に終わる。7回に4番・吉原大稀(3年)が右翼席へ大会1号となる本塁打を放ち追い上げた。

 8回には3番手・木下幹也(2年)が3点を失うと、及川は2死二塁の場面で再びマウンドへ上がった。

 及川は計4イニングを投げ被安打5の5失点。奪った三振は6個。

 横浜のセンバツでの2ケタ失点は成瀬、涌井を擁した2003年の決勝で広陵(広島)に3―15で敗れて以来、16年ぶり。

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