【センバツ】横浜、初戦で姿消す「自分のもろさ」及川3回途中5失点

スポーツ報知
3回無死一、二塁、明豊・表悠斗に左前適時打を許した横浜投手・及川雅貴

◆第91回センバツ高校野球大会 ▽1回戦 明豊13―5横浜(24日・甲子園)

 横浜(神奈川)は153キロ左腕・及川雅貴投手(3年)が、3回途中5安打2四球5失点(自責4)と踏ん張れず、明豊(大分)に逆転負け。球場表示の最速は146キロだった。

 横浜は初回、及川の左前適時打などで3点を先制すると、2回にも1点を追加。4点を先行したが、及川が3回につかまった。8、9番への連続四球でピンチを招くと、4本の安打を集められ5失点。逆転を許したところでマウンドを譲り、右翼守備についた。及川は「球自体は悪くなかったけど、真っすぐを投げなきゃいけない高さに投げられず、スライダーも生きなかった。ピッチングに波があるところを改善できてない。自分のもろさ」と悔しさをにじませた。

 4回の右翼守備では、1点を失いなおも2死満塁から、右前への難しい打球に突っ込み後逸。適時三塁打で大きな3点を追加された。「一か八かのプレーにかけたんですけど、流れを抑えきれなかった。捕ったら流れが変わったと思う」と振り返った。

 それでも、5―13となった8回2死二塁から再び登板。残り4つのアウトを全て三振で奪い、意地を見せた。最後の夏に向けて「全てにおいてレベルアップが必要。一からやり直していきたい。夏の前にこういう大舞台で経験できた。すぐに切り替えられるかは分からないけど、この経験を夏に生かしたい」とリベンジを誓っていた。

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