【センバツ】八戸学院光星エース・後藤、初回から全開「攻撃にリズムが出るような投球する」

スポーツ報知
ノックを受ける八戸学院光星・後藤

 八戸学院光星(青森)はエース右腕の後藤丈海(3年)が、26日の1回戦で当たる広陵(広島)打線を100%の力で封じ込むと決意を見せた。

 初回からアクセル全開でいく。「探りながらではなく、最初から気持ちを出して向かっていく。攻撃にリズムが出るような投球をしたい」と八戸学院光星・後藤が力強く話した。ボールを巧みに操り、打たせて取る投球が身上の右腕が、広陵打線を手玉に取る。

 アクセル全開には理由がある。24日のセンバツ1回戦・習志野(千葉)―日章学園(宮崎)戦。失策や四球が絡み、習志野が1回表に7点を奪い、8―2で勝利した。緊張やプレッシャーが大きく影響したような試合展開に、「甲子園は気持ちの強いほうが勝つ」と仲井宗基監督(48)。試合の流れをつかむためにも「1回から思い切りよくいきたい」(後藤)と、今まで以上に立ち上がりを重要視して臨むつもりだ。

 この日兵庫・西宮市内のグラウンドで約2時間行った練習では、ブルペンで約35球を投げ込み調整。後藤は「(大会前最後の練習試合だった21日の)天理戦はいい球がいっていたし、コーナーも突けていた。問題ない投球だった」と上り調子だ。気持ちを前面に出し、後藤が全力投球で勝利を引き寄せる。(有吉 広紀)

 ◆後藤 丈海(ごとう・たけみ)2001年7月3日、大阪市生まれ。17歳。鴫野(しぎの)小1年の時、鴫野パイオニアで野球を始める。城陽中では大阪城東シニアに所属。八戸学院光星では2年春からベンチ入りし、2年秋から背番号1。170センチ、73キロ。右投右打。家族は両親と兄2人。血液型O。

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